闘病生活から学んだこと

この記事は

qiita.com

の12月14日分です。

今回技術的なテーマを書こうかと思ったのですが、それはこちらで書いたので、ここでは技術から離れて健康をテーマに書こうかと思います。健康大事ですからね!

実は今年生まれて初めて入院をしました。今まで健康にはそれなりに自身もあり、病気になっても入院することはないだろうと思っていました。ところがある日入院することに。

入院の経緯、そしてその時あったこと、退院してから分かったことなど、これから同じようなことを経験されるかもしれない方のためにも記していこうと思います。

 

始まり

時は2019年10月。リプレースプロジェクトでQAチームによるテストも終盤にさしかかり、疲労も溜まってきた時でした。「あとこの対応さえ終われば、全ての問題も解決されリリース判定へ出せる」ちょうどそんな局面の時に身体の不調が起きました。

「あれ、なんか腰が痛いな」私は若干背骨が曲がっていることもあって腰に負担をかけやすかったので、「疲労もあって腰に痛みがきたのかな?すぐ治るだろう」と軽くみてました。ところが翌日リモート勤務をしているとき、腰に加えて両足の筋肉が筋肉痛のようになり背中に痛みがはしりました。「これは風邪だな」と思い熱を測ると予想通り熱が!「37.5」。平熱が35度台なので、37度でもしんどく感じました。妻に「風邪だから2階で休む」と告げて休み、夕食も2階でとりました。

で、23時半頃。歯磨きでもして寝るようと1階に降りて2階に戻ろうとした時、腰にビリビリビリ!!!!という激痛を覚え、立ち上がることが出来なくなりました。で仕方なく1階で寝たのですが、激痛で起き上がることも出来ず、起き上がれないのでトイレにもいけずで苦しい夜を過ごしました

 

入院日

翌日朝起きて、朝食を食べようと思って立ち上がろうとしても激痛が全く治っておらず、立ち上がるも起き上がることすら出来ませんでした。その様子をみて妻がただ事でないと察知してくれたが良かったのです。救急車を呼び病院に直行することになりました。息子は幼稚園に行く日で、救急車に運ばれた時から暫く会うことが出来ませんでした。会えない期間が結構あったので、寂しかったです。

救急車で運ばれ近くの病院に運ばれました。この最初に運ばれた病院でこのあと二週間ほど過ごすことになるとは、全く予想していませんでした。

救急車で運ばれて様々な検査をした結果、腰に細菌がついて炎症をおこしているから入院するとなりました。で、部屋まで行きましょうとなったのですが、歩けもしないし車椅子も乗れずで、ベットで寝たまま運ばれました。「腰の筋肉いためると、本当不便だな、腰って大事だな」と感じました。辛かった。

 

入院生活

入院、当初は食欲もなく怠くて辛いものでした。腰の痛みもあり本当不便でした。

実際血液検査でCRP(血液の炎症を表す数字)を見ても正常時が0.1とかなのに対し私は40とかでした。正常値の400倍。確かに腰痛いだろうって思いました。また脱水症状&腎臓機能不全もあり、投薬を続けて時間がかかるが悪いところを順に治していくという治療方針でひたすら投薬&寝る&血液検査を繰り返していきした。

そうしていくと徐々に身体も良くなり動けるようになってきました。そして食欲も段々戻ってきました。

お風呂も入ることが出来て、久々のお風呂に入った時は、気持ちの良いものでした。

 

入院中エピソード

入院中のエピソードとして覚えていることの一つが採血です。もともと採血が難しい体質のようで(血管が細く、採血しずらいみたいです)、特に点滴漏れした時は腕が晴れて全く血がとれなかったようです。腕の甲などあらゆる箇所刺したのですがダメな時がありました。そんな時は脚の付け根が最終手段だということを知りました。ただそれは太い血管のため看護士ではとれず医師でないとダメで覆いかぶさるように医者が脚の付け根から血を採っていきました。結構痛かったです。

もう一つは寝ながらシャンプーが出来るということです。まだ立つことが出来ない時にずっと風呂にもいけなかったので、頭を洗いたいが出来ないなと思っていたのですが、看護士さんの一人が寝ながらシャンプー出来るということでやっていただきました。そんな技があるとは知らなかったので、驚きました。

 

退院

退院する時期ですが、実は勉強会でLTする予定があり、それまでには退院したいと時期を交渉させていただき少し前倒して退院しました。退院の際に担当医に「今回腰に炎症をおこした細菌は何か?」と聞いたところ「事例がなく正直分からないが、血液からは溶連菌が検出された」と聞きました。担当医から明確な原因は告げられなかったのですが、溶連菌が関連しているだろうということでした。

はっきりと分からないまま数日が経った時、私の妻も同じような症状が別の箇所で発生しました。で、複数の病院を渡り歩いて検査した結果分かったのですが原因はやはり溶連菌でした。

原因は「溶連菌」だったのです。大事なことなので繰り返してしまいました。

この細菌、大抵喉の痛みと高熱をおこすのですが、完治しないと関節や筋肉に炎症をおこすようです。知らないうちに溶連菌に感染し、それが筋肉の炎症を引き起こしていたようで怖い細菌です、こいつは!

 

最後に

この溶連菌について詳しい医者がほとんどいないみたいです。詳しかったその医者は年齢が80歳くらいの高齢な方で、薬の本など出していた方でした。他の病院の若い医者や大学病院の医者はこの細菌の知識があまりなく「どうして溶連菌と判断してこの薬を出せたのか」と不思議に思っているようでした。そこで感じるのは、こういった症例に関するナレッジ共有が医学界ではあまり出来てないのかなと感じてしまいました。入院までした身としては、そこは共有して欲しいものだと強く思いました。

今回の入院で改めて健康を意識しました。健康であることのありがたみを感じました。

ということで、皆様も健康第一で!

 

明日はyoko-yanさんです。