ここ数年使っている振り返り方法

はじめに

ここ数年スクラムで開発することが多いのだが、スプリント毎の振り返りで幾つかの方法を採用していたので、そのうちメインで使っているものを自分が忘れないためにも整理しておく。あくまでも個人の感想、感覚であるので実際は違うというのもありそう。

振り返り

レトロスペクティブ(以降はレトロと省略する)をスプリントの終わりで実施し、それを元に次にスプリントをより良くなるようにまわしていくのだが、そのレトロで毎回同じ振り返り方法だとマンネリ化してしまうので、実施前にどれが良いか投票して決めるようにしている 投票ではあるが、大体使うものが決まってきていて最近多いのが以下の3つだった。

  • KPT
  • YWT
  • Fun Done Learn

KPT

Keep, Problem, Tryの頭文字をとってKPT(ケプトと呼んでいる)。

特徴

  • 良かったこと、次のスプリントでも続けたいこと、課題や問題点などスプリント内であったこと、感じたことをそれぞれK, Pの視点で挙げていく。それをもとに次のスプリントでやること、Try、を出していく。
  • KとPの間に関連性がない。

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KPT

YWT

やったこと(Y)、分かったこと(W)、次にやること(T)の頭文字をとってYWT。

特徴

  • やったことを出し、それに対し分かったことを挙げていき、それを踏まえて次にやることを考えるので、段階を踏んで振り返ることができる。

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YWT

Fun Done Learn

やって楽しかったこと(Fun)、やったこと(Done)、学んだこと(Learn)を挙げていく

特徴

  • 今回のスプリントを実施しみて、実際どうだったのか、ただひたすらタスクをこなしていたのか、その中で学んだことが多かったのか、学んだ事はそれほどないけど楽しかったのか、学びが多いし楽しかったのかなどなど。スプリントの状況が分かる
  • 課題は出にくい
  • これを幾つかのスプリントを続けているとチームの特徴が見れて、面白いです。

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FunDoneLearn

結局何を使うか

何を使うかは、その時にスプリントをどう振り返りたいかでいつも決めています。最近はYWTかKPTを使うことが多いです。この二つの方がスプリントの課題が出しやすく、改善をしていけるからです。 でも個人的にはFun Done Learnが好きでが。